二十歳の報道写真家の夢から
すべては始まった
紛争地のどんな悲惨な状況でも
そこには人の暮らしがあり
誰かが誰かを思う愛情が存在する
「この人たちのことを世界に伝えたい」
そんな一人の青年の心の叫びが
人とストーリーにこだわる
クッポグラフィーの原点です
2003 ~ 2007
報道写真家として世界を飛び回る
学生時代にとある報道写真家によって書かれた紛争地取材の本に出会った久保は、それまで何も知らなかった紛争地問題の実態に衝撃を受けました。現地の人たちの声をひとつずつ丁寧に拾っていく報道写真家の仕事に感銘を受け、自らも志すことを決意。その日のうちに生まれて初めてカメラを購入し、半年後には紛争地取材に向かっていました。
それからというもの、中東、アフリカ、東南アジアなどに足繁く通い、社会的弱者とされる人たちの取材・撮影を敢行。現地の人たちと同じ屋根の下で寝食を共にするなど、人々の声を聞きながら撮影を行いました。約5年間にわたり9カ国を訪問し、その写真を国内外の雑誌で発表するなど精力的に活動しました。
第7回上野彦馬賞 日本写真芸術学会奨励賞
ヤングポートフォリオ選出(清里フォトアートミュージアムにて3枚の写真作品が永久収蔵)
2008 ~ 2018
日本のウェディングフォト業界を切り開く存在として
2008年にウェディングフォトに出会った久保は、その面白さに魅了されました。報道写真家として培ったドキュメンタリースタイルの撮影手法を活かし、結婚式で垣間見える数々のドラマを写真に収めていきました。国際フォトコンテストでの受賞なども後押しし、クッポグラフィーの存在は、瞬く間に国内のウェディングフォト業界で知られるようになりました。
2015年には、それまで無料セミナーが当たり前だった常識を覆し、業界のプロフォトグラファーに向けた有料ワークショップを開催。現在では、申込み開始からわずか数分で全席完売するほどの人気となっています。
Wiki School Pedia Best Asian Wedding Images 2012 トップ20 ノミネート
Wedding Photojournalist Association 「Food and Drinks」 部門 1位
International Society of Professional Wedding Photographers 「Venue or Location」 部門 2位
2019 ~ 現在
フォトスタジオを起点に一組ひとくみのお客さまと繋がり続ける
ウェディングフォトを撮影した新郎新婦の方々からの期待に応えるように、2014年には横浜市にフォトスタジオをオープン。現在では、東京・横浜・福岡・沖縄の4都市で年間5,000組以上のカップルやご家族を撮影しています。しかし、撮影するお客さまの数が増えても、一組ひとくみのお客さまに対する私たちの思いが変わることはありません。一組のお客さまのために涙を流し、お子さまの成長に感動する。それが、クッポグラフィーで働くすべてのスタッフが大切にしていることです。
また、撮影でない時もお客さまと気軽に再会できる機会を作りたいという願いから、2019年にはスタジオ内カフェをオープン。それ以降は、記念と日常の両面においてお客さまと繋がり続ける場所づくりを行っています。
“どんどん大きくなっていく息子の今を写真に収められて、とても嬉しかったです。スライドショーを見せていただいた時、6ヶ月でこんなに大きくなったんだなとか、私はこんなに笑って息子のことを見ているんだなとか、色々な気持ちが込み上げて、写真を見ながら初めて泣いてしまいました”
— あるお客さまから頂いたメッセージ
ストーリーフォトの誕生
「自分たちが一番伝えたいことに正直になろう」
スタジオの内装や衣装スタイリングばかりが注目を浴びている写真の世界。クッポグラフィーも一時期は、他のスタジオと同じように「どうしたらかわいくオシャレな写真を撮れるか」ということに大きく意識が向いていた時期もありました。
しかし、スタジオ内の編集ルームで交わされるスタッフの会話はまったく違うものでした。
「〇〇ちゃんのことを見るママの笑顔が本当に優しく素敵な表情で!」
「はじめは着れなかった〇〇君が着物を着れたよ!」
その子、その家族、そのカップルだけが持つユニークな個性や関係性、撮影を通して起こる物語。それが一番、私たちが素敵だと感じることで、伝えたいことだと気が付きました。
「ストーリーフォト」は、クッポグラフィーを信じてスタジオに来てくださるお客さまと、私たちスタッフの内なる思いから誕生しました。
すべての人が心の支えになる写真を
持っている世の中をつくる
— our mission
きほのちゃんファミリーとの出会い
「すべての人に心の支えになる写真を届けたい」
私たちにそう強く思わせてくれた、大切なご家族がいます。
4p-症候群という病気を抱えながらも、3歳のきほのちゃんの七五三撮影に来てくださったご家族。
「きほのの"今"を、3歳まで一生懸命生きた証を、しっかり残してあげたい」
そんなご家族の思いになんとか応えたいという一心で、私たちはできる準備をすべて行い、撮影に臨みました。
それが、私たちにたくさんのことを教えてくれた、きほのちゃんファミリーとの最初の出会いでした。
お客さまと繋がり続ける
フォトスタジオ
何度でも再会を
新郎新婦だったおふたりがパパママになって変わった表情。
着物を着るのが嫌で泣いていた3歳の男の子が今度はお兄ちゃんとして、頼もしく妹の七五三をお手伝いする様子。
ずっと寄り添い続けているからこそ、そんなご家族の些細な変化や成長に気づき、写真に収めることができるシーンがあります。
そして何よりも私たちは、お客さまのことが大好きです。撮影が終わった瞬間から、自分が担当したカップルやご家族の自慢話をするスタッフたち。
「また会いましょう!」
お見送りの時にお伝えする言葉は、私たちの心からの感謝と願いです。
クッポグラフィーでは、バースデーや七五三などの節目はもちろん、バレンタインや敬老の日、またイベントやカフェを通して、お客さまと何度も再会したいと思っています。
「お客さまと繋がり続けるフォトスタジオ」
それが私たちの目指すフォトスタジオの姿です。